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南アフリカらしい時間


いやーおもしろかった。
しみじみと。
あまり期待せず、表紙がきれいだったので、読んでみた本。
「南アフリカらしい時間」植田智加子(海鳴社)
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シングルマザーで針灸師の著者が、南アフリカで鍼灸院をしながらの生活を描いたエッセイなのですが、なんの気なしに読み始めたけど、ぐいぐい引き込まれ、涙をほろりと流しながら一気に読みました。
著者は、縁あって、ネルソンマンデラ大統領の治療もしていたのですが、大統領の、ちょっとユニークで素晴らしい大きな人物像が生き生きと伝わってきます。
こういう人だから、他の人ができないことができたのだなぁとしみじみ。
そして、こういう人物を知ると、人種差別の愚かさがすごく伝わってきます。

南アフリカは、貧富の差が激しく、ストリートチルドレンがたくさんいたり、泥棒が横行していたり、決して住みやすい国ではなさそうですが、一人で赤ん坊を抱えて仕事をする著者を、たくさんの頼もしい女性が助けてくれる素晴らしい国でもあります。
その描写がまたすてきで、著者の謙虚な人柄が伝わってくる文章もよく、とても心に沁み入りました。

調べてみると、著者はもう一冊、このエッセイの前に南アフリカへ行くようになったことなどを書いた本が出ていました。
「手でふれた南アフリカ」(径書房)
残念ながらこちらはもう絶版になっていますが、図書館で取り寄せてもらいました。
今、読み始めたところですが、やっぱりおもしろい。

いい本と出会えると、本当に幸せです。
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Commented by 絶望ロバ at 2010-09-12 22:29 x
ネルソン・マンデラの鍼灸師の女性については朝日新聞の夕刊でも紹介されていたわ。そんな人がいるんや~と思って読んでいたのだけど、その人のエッセイか。なんやおもしろそうやなあ。ヨッシャ、私も図書館で借りてみるわ。
Commented by いちい at 2010-09-14 22:28 x
ロバさん、お久しぶり!元気ですか?
朝日新聞にも著者の事が載ってたんやねー。
このエッセイ、かなりおすすめです。
なんや心洗われるような清々しい気持ちになりましたわ。
ぜひぜひ!
またよかったら感想聞かせてなぁ。
Commented by どろんこ at 2010-09-22 23:44 x
読みたいです!
装丁も清々しいですね!
わたしも読んだら感想きいてください。

さいきん、個人的にしみじみしたのは、ドキュメンタリー映画「牛の鈴音」です。
牛の顔とおじいさんとおばあさんの会話と自然といろいろ。
涙がほろりとでました。
うしろのかた、号泣でした。

Commented by いちい at 2010-09-24 14:10 x
どろんこさん、
ぜひ機会があったら読んでみてください。
「牛の鈴音」HP見てみました。
よさそうな映画ですねー。
残念ながら上映はほぼ終わったようですが、またどこかで見てみたいです。
by ichiipk | 2010-09-12 21:56 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(4)