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まだだよ まだだよ


ブログの更新がなかなかできてなくて、書こうとすると、「あ、前のあれも書かなきゃ、これも」などと思っていると、そのことでまた書けなくなって。。。

いろいろ書きたいことはあるのだけど、これは書いておかなくては。

ブログでの紹介が遅くなりましたが、新刊でてます〜!
ぜひ見てくださいね〜!
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「まだだよ まだだよ」

文: 村上しいこ
絵: 市居みか

定価:本体 1,500円(税別
講談社

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毎年、縁側で梅干しを漬けるおばあちゃん。
そのようすを、すぐそばにいる「わたし」がながめています。
「もう、たべられる?」「まだだよ、まだだよ」
ふたりのそんなかけあいと、めぐる季節の先に、とっておきのおいしいひとときが――。
今の時代、つい忘れがちな、待つことの楽しみを思い出させてくれます。

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名古屋の老舗絵本屋さん、メルヘンハウスさんの通信「ひろばメルヘン」にこの本への思いを載せてもらいました。

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 「絵本を一冊描くのにどれくらい時間がかかりますか?」と、よく聞かれます。そのたびに「う〜ん」とうなってしまいます。私の場合、一冊分の原画20枚ほどを描くのに、最低一ヶ月くらい、アイデア段階や構成も入れ、さらに、その間ぼ〜っと頭においておいたりする時間をいれたら、さて、どれくらいになるでしょう??とにかく、結構時間をかけないとできないものだなぁ、と思います。
 以前、イラストレーターもしていましたが、雑誌のカットなどは、依頼をうけてすぐ描いてすぐ渡してすぐ掲載されて、でも、一ヶ月もするともう古くなってしまう。さっと仕事をして、さっと終わって行くのです。
 そういうものに比べると、絵本はやっぱり仕事のスパンが長くて、何年もかかって形にしていくことも珍しくありません。そのかわり、いいものは本当に長く愛されて、私が子どもの頃読んでいた絵本が、まだ現役で本屋さんに並んでいます。絵本は、じっくり作って長く楽しんでもらえるところが、たまらなく魅力的だなぁと思います。
 今回だした絵本「まだだよ まだだよ」も、そうやってじっくり作った一冊です。梅干しをつくるおばあちゃんと女の子のお話なのですが、いったん描きだしてから、「やっぱり梅干しをもう一回ちゃんと自分で作らなきゃ描けないなぁ。」と思いました。以前、梅干しづくりに大失敗してからずっと敬遠していたのです。出版を延ばしてもらい、季節を待って梅干し作りに再チャレンジ、今回はなんとか成功!・・という間に、村上しいこさんから文章をいただいてからずいぶん時間がたっていました。
 でも、その間、私の中でもこの絵本の世界が熟成していったような気がします。スピードや効率も必要ですが、じっくり時間をかけてでしかできないものって、やっぱりあるなぁと思います。
 この絵本の最後に、梅干しの一番おいしい食べ方がでてきます。味を想像して、口の中につばをわかしながら読んでいただけるとうれしいです。う〜すっぱ!!
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by ichiipk | 2014-04-22 00:31 | Trackback | Comments(0)