絵本作家 市居みかの日々あれこれ ichiipk.exblog.jp

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カテゴリ:絵本( 47 )


村中さんのワークショプ


先日、村中李衣さんが滋賀に講演とワークショップに来られたので、「これは!!!」と思い、参加してきました。
村中さんは絵本作家でもあり、絵本を通した人の心の研究者であり、教育者であり、という方で、本を読ませてもらってその活動にすごく共感を覚え「すごいおもしろい人だなー。会いたいなー。」と思っていた方でした。

講演は一時間で短かったのですが、5歳の子どもたちの作ったユニークな絵本を見せてもらったり楽しかったです。

そして、すごかったのが、絵本の読み合いワークショップ!
こんなにおもしろく、すごいワークショップは、初めてでした。

参加者は30人くらい。ほぼ大人で、一人小学生の男の子。
まず、二人一組になって、体を前屈させてみて、次に相手をなでてほぐしてからもう一度同じ前屈をすると、あら、不思議。
前よりも柔らかくなっているのです。
なでてもらった方でなく、なでた方が柔らかくなる、というところがなんか深い。

そして、24色の色鉛筆を想像して、一色、今日の気分の色を心の中で選びます。
そして、選んだ色を自己紹介として名乗りつつ(「オレンジです」とか「青です」とか)、そこにいる全員と握手をします。
そして、同じ色だった人とペアを組みます。
そこで、初対面同士のペアになるのです。

そこでいろんな質問が並んでいる「たんていシート」という紙が配られ、お互いに質問をしてメモしていきます。
その質問を通じて、相手がどんな人か、探るのです。

そして、絵本がたくさん並んだ部屋へ行き、相手のために一冊絵本を選びます。
それを二人で好きな場所にいって、相手に読んであげるのです。
最初、相手一人のために絵本を読む・・と聞いたとき、「ふーん」と思いましたが、やってみると、これがものすごくいいのです。

私とペアになった人は「ふじこさん」という、ショートカットに眼鏡がかわいい、若い女性でした。

質問をしていくと、ふじこさんは小学校の図書室の司書さんらしい。
図書室で小学生の悪ガキが言うことを聞かなかったり騒いだりするのがしんどいらしい。
「私、真面目なんで・・」という言葉がよくでてくる。
仕事も短期の契約なので、少し将来が不安だったりもするみたい。

というようなことを感じました。
そして、絵本の部屋へ行き、すごく迷ったあげく、選んだのは、長新太さんの「つきよ」。
山奥の静かな湖で、たぬきの子が見た、月のお話。
静かなユーモアと、ふにゃっと抜けた感じを、ふじこさんに見せたいなと思いました。

少し暗い端に並んで座って、絵本を読み始めると、ふじこさん、すごく笑ってくれて喜んでくれました。私もとてもとてもうれしかった!!!
「私のために描かれた絵本みたい」と言ってくれました。

そして、ふじこさんが私のために選んでくれた絵本は「ちびゴリラのちびちび」。
赤ちゃんゴリラのちびちびが、ジャングルのいろんな動物たちにすごく愛をこめて可愛がられているお話。鉛筆の線が素朴で柔らかく優しいいい絵。
後半、ちびちびはどんどんどんどん大きくなって・・・・すごく巨大なゴリラになります。
でも、顔は相変わらずどこか幼く、巨大な「ちびちび」を、やっぱりみんなはすごく可愛がっている、というお話でした。

ふじこさんに読んでもらっているとき、なんだか不意に涙が出そうになりました。
この人が「私のために選んでくれて、私だけのために読んでくれている」という、この感覚。
そして、内容も、出産間近の私に、ぐっ・・とくる絵本なのです。
すごく心に染み入って、私にとってすごく特別な絵本に思えました。

最後に村中さんが、何組かのペアを前に読んで、お互いに選んだ本を選んだ理由などを言って紹介したのですが、初対面のはずのこのペアたち、みんなすごーく親密な笑顔になっているのです。
そして、みんな、相手がなんだか特別な存在に思えている、相手の選んでくれた絵本が特別な一冊になっている、ということがすごく伝わってきました。
短時間のふれ合いなのに、心がぱかっと開いたようになって、みんな顔がすごく変わっていました。

時計を見ると、たった2時間のワークショップだったのですが、ものすごーく深い時間にいたような気がしました。
誰かに大事にされている、思われている、と思うことが、人の心を一番癒し、幸せにしてくれるんだなぁと改めて感じました。

こんな感覚を短時間で起こしてくれた村中さん、やっぱりただ者ではありません!!
本当に本当におもしろいワークショップでした。
お会いできて本当によかったです。










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by ichiipk | 2010-02-16 13:39 | 絵本 | Trackback | Comments(23)

締め切り


今日は静かな雨が降っていて、久しぶりにちょっとほっこりしています。
というのも、昨日、仕事の締め切りで、なんとか作品を完成させたのでした。

昨日は朝6時半に起きて、ヨガをし、仕事を開始。
今年度月刊絵本最後の3冊目。
ネムネムという猫の男の子が主人公のお話、「いねむりこねこ」。

表紙とタイトル文字などが残っているので、がんばらねば。
表紙は、やっぱり最後に描くのが一番いいです。
お話を全部完成させると、絵柄にも手が慣れてくるし、どんな絵柄がいいか、一番いいのが描ける気がします。
今回も、全体を描いてから考えてみると、最初予定していたネムネムのアップをやめて、バスの絵にすることにしました。
一枚ずつトレーシングペーパーをかけて、文字位置を指定して。

表紙に入れる手書きのタイトル文字を別書きで描きます。
ん?
表紙に入るタイトル文字の位置、もしかしたら、ここに入れた方がおもしろいかも。。。
と、アイデアがまた浮かびました。
一番上に入れようとしていたのですが、バスの車体の上に乗せてみると、なんか、いいかも。
で、絵を入る位置を少しずらして、タイトル文字の位置も変えてみたり。
文字の色指定もくっつけて、と。

そうこうしているうちに、宅急便の締め切り時間が迫っているではありませんか!
休日は6時締めなので、急がねばなりません。
以前、「まじょドッコイショのごきげんなドレス」を出すとき、大雪の日で、少しの差で間に合わず、宇治の大きなセンターまで持って行ったことがあります。
しかも、その帰りに山道の凍結でスリップし、JAFを呼ぶというおまけまで。。。。とほほ。苦い思い出です。
いつもぎりぎりになってしまうので、ちょっとくらい余裕をみなければ。

手紙を書いて防水の袋に入れて梱包し、宅急便の宛名を書いて。
車で5分のセンターまで出しに行きます。
セーフ!!!!

ああ、くたびれた。
今年の私のバレンタインデー、こんな一日でした。
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by ichiipk | 2010-02-15 13:15 | 絵本 | Trackback | Comments(5)

色校


春にでる月刊絵本の色校正が2冊、ほとんど同時に届きました。
違う出版社からなのですが、どちらも5月号だから。
そして、どちらも私がずるずると遅くなったため、校正も大忙しの日程のようです。
編集者さん、すみません。

気になるところをチェックして・・・・。
あとは出来上がりを待つばかり。

今描いているものは6月号。
こちらものんびりしてられません!
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by ichiipk | 2010-02-04 19:20 | 絵本 | Trackback | Comments(3)

ネムネム


曜日があまり関係ない私の仕事。
電話もメールも少ないなと思い、ああ、今日は休日なんだなぁ。。と気づくことが多いです。

今、6月に出る月刊絵本を描いています。
主人公は猫の男の子。
名前はネムネム。
こんな顔です。
ねむくなるようなお話です。。。。

これとあと一つ大きな仕事があり、それらを終えたら産休状態に突入予定です。
あともうちょっと、がんばりますよー。


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by ichiipk | 2010-01-30 14:55 | 絵本 | Trackback | Comments(22)

絵本の種


家の近くで「ろうそくいっぽん」を編集してくた編集者の小林さんと会う。
担当したあべ弘士さんの原画展で関西に来られたついでに打ち合わせに寄ってくれました。
小林さんは、若いけれど、すごく落ち着いたすてきな編集者さん。また一緒に絵本を作りましょう、と言っているのです。

まだ全然固まっていない、アイデアをざざーっと書いたものを見せる。
もうちょっとまとめてからお見せすべきだったけど、時間がたりず。
いろいろ話しているうちに、一人では思いつかなかった展開などを思いつく。
うーん、うーん。。。ああでもない、こうでもない、と二人で頭をつきあわせ。

まだちゃんとした作品になるかわかりませんが、ちょっとこの方向で、またラフを作ってみることにしました。
絵本の小さな小さな種が、動き出しました。
今年亡くなった愛猫ネルに捧げる作品になりそうです。
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by ichiipk | 2009-12-18 18:07 | 絵本 | Trackback | Comments(4)

月刊絵本


こつこつ描いている月刊絵本一冊目、ようやく今日最終ページ。
あと表紙1、表紙4と扉を描いて、おわりー。
意外とすいすい進んだので、うれしい。

来年2月までにあと2冊、がんばろう。
一人、せっせこ描くのみ描くのみ。

今は朗読CD「坊ちゃん」と聞きながらやっています。
朗読は風間杜夫。
改めて聞くと、この主人公、かなり滑稽ですなぁ。。。
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by ichiipk | 2009-12-10 11:51 | 絵本 | Trackback | Comments(2)

バナナとワニ


バナナとワニの絵本の絵を担当することになり、ラフを描いている。
ワニの絵が難しい。。。

来年、春過ぎに月刊絵本3冊出る予定なので、がんばらねば。。。
お正月もあんまり遊んでられない感じ。
いけるか?いけるのか?
・・・がんばろう。

それが終わったら、しばらくゆっくりする予定です。
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by ichiipk | 2009-11-07 12:53 | 絵本 | Trackback | Comments(3)

三輪車


来年の月刊誌絵本のラフを完成させた。
三輪車に乗った女の子が、どんどん行くお話。
編集者さんも喜んでくれて、ちょっと一息。

描いていると、思い出したことがあります。
たぶん3〜4歳のころ。
三輪車に乗っていて、空に出ている昼間の白い月が、どうしても自分についてくるような気がして、ずっと上をみながらこいでいたことがある。

「どうして私についてくるんだろうなー。」キコキコキコ・・・・

すると、突然、三輪車がすごい勢いで走り出す!「!!!」

知らないうちに坂になっていたのだ。
猛スピードで下って、溝に落ちてひっくりかえりました。。。。。

すごく痛かったので、よーく覚えてます。
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by ichiipk | 2009-10-24 19:13 | 絵本 | Trackback | Comments(12)

はじまりました


いよいよ、神戸での展覧会が始まりました。
19日は車に山ほどの作品を積んで出発。
かわうそ氏、友人のきがんちゃん、まなぶさん、そして、Vieスタッフの松栄さんに手伝ってもらい、搬入です。
「ろうそくいっぽん」と「魔女ドッコイショ・・」の原画と、それ以外の、水彩やアクリル、ガラス絵、木版の作品、それからたくさんの絵本も「これでもか!!」というくらい、所狭しと並びました。

25日、31日は会場におりますので、会いにきてやってくださいね。
いない時に来てくださった方も、ぜひメッセージを会場に残していってくださいませ。
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by ichiipk | 2009-10-21 12:33 | 絵本 | Trackback | Comments(5)

奈良、法隆寺の近くのかわいい青い小屋のおいしいパン屋、あらき。
同い年の店主、えみちゃんと気が合い、いろいろ一緒に遊んでもらってます。
今回は初めての絵本教室。
いろんな年齢、職業の人が集まってくれ、スタート。
あらきのお店にはいろんなかわいい雑貨や絵本やいろんなものがあり、外は田んぼに畑、庭には植物がある。
そういうものの中から、気になるものを選んでじーっと観察してもらい、スケッチをしてもらう。
そこからお話をふくらませていくことにする。
おいしいお昼とお茶をはさんで、夕方には絵本完成の前段階、ダミーまでつくってもらい、発表。
短い時間だったけど、それぞれ、いいお話、おもしろいお話、しんみりしたお話、いろいろできていて、聞いていてとても楽しかった!
作りながらこちらも話していると、「あ、そうか」と気づくこともあり。
いろいろせかしてしまったけど、たのしい1日でした。
えみちゃん、石部の友美さんとうどんで打ち上げ。
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by ichiipk | 2009-05-31 12:59 | 絵本 | Trackback | Comments(0)